2020年第67回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

15 結晶工学 » 15.6 IV族系化合物(SiC)

[15p-A201-1~15] 15.6 IV族系化合物(SiC)

2020年3月15日(日) 13:00 〜 17:00 A201 (6-201)

染谷 満(産総研)、野口 宗隆(三菱電機)

13:30 〜 13:45

[15p-A201-3] 4H-SiC/SiO2界面での酸化反応におけるウェット酸化種の影響に関する理論的検討

清水 紀志1、秋山 亨1、プラディプト アブダルムィッツ1、中村 浩次1、伊藤 智徳1、影島 博之2、植松 真司3、白石 賢二4 (1.三重大院工、2.島根大院理工、3.慶応大理工、4.名大未来研)

キーワード:4H-SiC/SiO2、界面、第一原理計算

SiCは熱酸化によりSiO2絶縁膜が得られ電子デバイスへ適用可能な材料であることから注目を集めている一方、SiC/SiO2界面では大量の欠陥が形成することが知られている。近年、ドライおよびウェット酸化を同時に扱うことで界面の電気的特性の制御が可能であるという報告がされている。本研究では、第一原理計算を用いてドライおよびウェット酸化種が4H-SiC/SiO2界面上に共存している場合での界面構造の変化を明らかにし、ドライおよびウェット酸化との相違点について議論する。