[15p-D311-1~8] 6.3 酸化物エレクトロニクス

[15p-D311-6] ペロブスカイト型PbRuO_３薄膜の作製と磁気輸送特性

〇藤田 貴啓¹、張 靈飛¹、川﨑 雅司^1,2 (1.東大院工、2.理研 CEMS)

キーワード：ルテニウム酸化物、反強磁性体

ペロブスカイト型ルテニウム酸化物(ARuO₃)は、典型的な導電性酸化物であり、Aサイトイオンに応じてその磁気的性質を変えることで知られる。一方PbRuO₃は、高圧合成による多結晶試料しか得られておらず、反強磁性の金属または絶縁体という相矛盾する基底状態を持つことが異なるグループより独立に報告されている。本研究では、エピタキシャル安定化作用を利用してペロブスカイト型PbRuO₃単結晶薄膜を作製し、その磁気輸送特性を評価した。