[12a-N104-1~10] 16.1 基礎物性・評価・プロセス・デバイス

[12a-N104-4] ミュオンで調べる硫化ゲルマニウム中の水素状態

〇(D)中村 惇平^1,2、川北 至信³、下村 浩一郎²、門野 良典²、末益 崇¹ (1.筑波大物工、2.KEK物構研、3.JAEA J-PARC)

キーワード：14-16族半導体、硫化ゲルマニウム、ミュオン

硫化ゲルマニウム(GeS)とテルル化ゲルマニウム(GeTe)での水素不純物状態の違いを調べる目的でミュオンスピン回転実験を行った。得られた時間スペクトルから、GeS中では擬水素原子であるミュオニウムの形成が支配的である一方、GeTe中では支配的でない事が示せた。講演では、得られた擬水素原子状態の活性化エネルギーや超微細結合周波数など詳細について議論する。