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△ [13a-N202-9] 表面増強ラマン散乱分光法を用いた非アルコール性脂肪肝疾患モデルの高感度ラマンイメージング
キーワード:非アルコール性脂肪性肝疾患、表面増強ラマン散乱
ラマン散乱光は非常に微弱であるため,NAFLDの病理機序の解明や実用的な診断法を実現する上で大きな課題となっている.そこで,本研究では,金属ナノ粒子のプラズモン現象による光増強効果を利用したSERS分光法を適用し,NAFLDモデルの高感度ラマンイメージングを行った.その結果,10倍以上の信号光増強を得ることができ,NAFLDの病理機序の解明や実用的な診断法の開発に繋げられるのではと考えられる.