2021年第82回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

3 光・フォトニクス » 3.4 生体・医用光学

[13a-N202-1~12] 3.4 生体・医用光学

2021年9月13日(月) 09:00 〜 12:15 N202 (口頭)

西舘 泉(農工大)、山中 真仁(阪大)

11:15 〜 11:30

[13a-N202-9] 表面増強ラマン散乱分光法を用いた非アルコール性脂肪肝疾患モデルの高感度ラマンイメージング

〇(M2)谷岡 弘規1、南川 丈夫1,2、清水 真裕子3、森本 友樹3、高成 広起2、大西 湧太郎1、長谷 栄治2、安井 武史1,2、常山 幸一2,3 (1.徳島大院創成、2.徳島大pLED、3.徳島大院医歯薬病理)

キーワード:非アルコール性脂肪性肝疾患、表面増強ラマン散乱

ラマン散乱光は非常に微弱であるため,NAFLDの病理機序の解明や実用的な診断法を実現する上で大きな課題となっている.そこで,本研究では,金属ナノ粒子のプラズモン現象による光増強効果を利用したSERS分光法を適用し,NAFLDモデルの高感度ラマンイメージングを行った.その結果,10倍以上の信号光増強を得ることができ,NAFLDの病理機序の解明や実用的な診断法の開発に繋げられるのではと考えられる.