[13p-N324-1~13] 3.12 ナノ領域光科学･近接場光学

△ [13p-N324-3] 時間分解多探針STMを用いた単層WS₂/WSe₂面内ヘテロ接合の局所励起子ダイナミクス評価

〇茂木 裕幸¹、水野 良祐¹、和田 尚樹²、宮田 耕充²、嵐田 雄介¹、谷中 淳¹、吉田 昭二¹、武内 修¹、重川 秀実¹ (1.筑波大数理、2.都立大理)

キーワード：遷移金属ダイカルコゲナイド、時間分解STM、励起子

遷移金属ダイカルコゲナイド原子層半導体は、室温で安定な励起子を持ち、応用として新たな情報伝達デバイスへの拡がりも期待される。励起子の時空間ダイナミクスの詳細な研究が必要だが、これまでは光学的な計測が主であり、nmスケールで空間分解計測することは不可能だった。本研究では、WS₂/WSe₂面内ヘテロ接合を対象に、独自に開発した時間分解多探針STMを使い励起子ダイナミクスのnmスケールにおける評価に世界で初めて成功した。