2022年第83回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

15 結晶工学 » 15.4 III-V族窒化物結晶

[21a-C200-1~11] 15.4 III-V族窒化物結晶

2022年9月21日(水) 09:00 〜 12:00 C200 (C200)

岡田 成仁(山口大)、村上 尚(農工大)

11:30 〜 11:45

[21a-C200-10] GaN への Mg イオン注入により形成される結晶欠陥の原子分解能分析

大築 立旺1、狩野 絵美1、片岡 恵太2、埋橋 淳3、櫻井 秀樹1、上殿 明良4、成田 哲生2、Sierakowski Kacper5、Bockowski Michal1,5、小林 功季1、大久保 忠勝3、宝野 和博3、加地 徹1、五十嵐 信行1 (1.名古屋大、2.豊田中研、3.NIMS、4.筑波大、5.IHPP PAS)

キーワード:GaN、透過型電子顕微鏡

Mgイオン注入によるGaNのp型ドーピングでは、イオン注入後にドーパント活性化のためのアニールが行われ、その条件はドーパントの活性化率に決定的な影響を与える。本研究では、様々な条件で注入後アニール(1300℃-1480 ℃, 0.5min-90min)を行い、欠陥の構造解析と、アクセプタや補償センターの濃度の解析を行った。講演では透過型電子顕微鏡(TEM)で観察される4 種類の結晶欠陥について、TEM 解析から決定した各欠陥のバーガースベクトルと、アトムプローブトモグラフィー(APT)によって求めた各欠陥の Mg 凝集濃度の相関について報告する。