2022年第83回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

3 光・フォトニクス » 3.14 シリコンフォトニクス・集積フォトニクス(旧3.15)

[21p-A205-1~21] 3.14 シリコンフォトニクス・集積フォトニクス(旧3.15)

2022年9月21日(水) 13:00 〜 18:45 A205 (A205)

岡野 誠(産総研)、北 翔太(NTT)、山田 博仁(東北大)

17:15 〜 17:30

[21p-A205-16] シリコンフォトニクス用AlN膜の低温反応性スパッタリング

〇(M2)福島 孝晃1、Piedra Lorenzana Jose A.1、飛沢 健1、石川 靖彦1 (1.豊橋技科大)

キーワード:シリコンフォトニクス、AlN

SiNxは熱光学係数が小さく、光共振器や干渉素子の熱的安定動作に優位性があり、二光子吸収を抑制できることから非線形素子にも適している。一方、キャリアプラズマ効果により屈折率を制御できるSiと異なり、電気的な屈折率制御が難しく、変調・スイッチング素子の作製に難がある。AlNはSiNxと同等の屈折率と熱光学係数をもつことに加え、Pockels効果や圧電効果をもつため、光制御素子への応用が検討されている。結晶性・配向性が重要であり、スパッタ堆積膜では高温熱処理がしばしば適用されている。本研究では、熱処理を排除する観点でAlN膜のスパッタ条件を検討したので報告する。