2022年第83回応用物理学会秋季学術講演会

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一般セッション(口頭講演)

13 半導体 » 13.5 デバイス/配線/集積化技術

[21p-C105-1~11] 13.5 デバイス/配線/集積化技術

2022年9月21日(水) 13:30 〜 16:30 C105 (C105)

矢嶋 赳彬(九大)、森 貴洋(産総研)

14:00 〜 14:15

[21p-C105-3] 65-nm CMOSの4.2 K動作における過渡特性

〇(M1)宮尾 知寿1、田中 貴久1、今西 創生1、市川 雅幸2、中川 修哉2、石黒 仁揮2、阪本 利司3、多田 宗弘3、内田 建1 (1.東大工、2.慶大理工、3.ナノブリッジ・セミコンダクター)

キーワード:低温CMOS、過渡特性、パルス測定

量子コンピュータ実現のために低温CMOS技術は重要だが、トランジスタの過渡特性はまだほとんど報告されていない.本研究では、65-nm CMOSにおいてドレイン電流の過渡特性を評価した.4.2 Kでusオーダーの過渡特性が見られたが、自己加熱によるものではなく,4.2 Kにおけるアクセプタの正孔放出時定数が長いために生じたと考えられる.今回得られた知見は,低温でLSIを正確に設計する際に重要である.