[22a-E205-1~12] 10.5 磁場応用

[22a-E205-10] 磁場印加in-situX線回折法によるDyBa₂Cu₃O_7-δ 粉末の結晶系の決定

〇木村 史子¹、足立 伸太郎¹、堀井 滋¹、木村 恒久² (1.京都先端科学大、2.福井工大)

キーワード：高温超伝導体、磁場配向、X線回折

高い臨界温度を有する超伝導セラミックスであるDyBa₂Cu₃O_7-δ​（略Dy123、0≤δ≤1）の超伝導特性は、酸素量に敏感である。Dy123は酸素量が少ない場合正方晶で超伝導性を示さないが、酸素量が多い場合は直方晶になり超伝導性を示す。正方晶系と斜方晶系の区別は、2つの結晶系で磁化率異方性が異なることを利用して区別が出来る。本研究では、微結晶懸濁液の磁場配向から得られる2D（2次元）XRD回折像によって転移点付近のDy123結晶の結晶系を検討した。