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[22p-D315-9] 発光誘起オプトメカニカルシステム
キーワード:発光、光圧、オプトメカニクス
本発表では、発光により生じる光圧(発光圧)を用いて微小物質の運動を制御するという新たな光圧操作の理論提案を行う。発光体薄膜の一方に金属ミラーを平行に配置した系を想定することで、発光圧により膜に自発的な振動運動を誘起可能であることを理論解析により定量的に示した。本機構は、発光体の量子力学的特性を、受光を介在せず共鳴周波数の大きく異なる量子系へ伝えるなど、様々な新奇技術の応用につながると期待される。