2022年第69回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

6 薄膜・表面 » 6.1 強誘電体薄膜

[25p-E305-1~18] 6.1 強誘電体薄膜

2022年3月25日(金) 13:30 〜 18:30 E305 (E305)

神野 伊策(神戸大)、小林 健(産総研)、吉田 慎哉(東北大)

17:00 〜 17:15

[25p-E305-13] PbTiO3アレイトランスデューサの基板裏面での反射率測定による GHz 帯超音波イメージング

〇(B)小池 由奈1,2、佐藤 裕友1,2、松村 理司1,2、柳谷 隆彦1,2,3 (1.早大先進理工、2.材研、3.JST-CREST)

キーワード:超音波イメージング、圧電デバイス、PbTiO3エピタキシャル薄膜

これまでにPb(ZrxTi1-x)O3 (PZT)系 pMUT を利用したイメージングデバイスが報告されている。 しかし pMUT は屈曲振動がゆえに駆動周波数 が数十MHz にとどまる。一方で厚み縦モードでは音響インピーダンス の整合は難しいが、GHz 帯の超音波を利用し、空間分解能を高めることができる。そこで厚み縦モードの AlN を用いた指紋イメージングが報告されているが、AlN の比誘電率は低く、電極面積を小さくすると測定系に対して電気的インピーダンスの整合が難しくなる。一方、PbTiO3 の比誘電率は高く、電極面積を小さくすることができ、空間分解能が さらに向上すると考えられる。そこで本研究でPbTiO3 トランスデューサをアレイ化 したデバイスで指紋イメージングを報告する。