2022年第69回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

6 薄膜・表面 » 6.4 薄膜新材料

[25p-F307-1~16] 6.4 薄膜新材料

2022年3月25日(金) 13:30 〜 18:00 F307 (F307)

田中 勝久(京大)、土屋 哲男(産総研)

16:00 〜 16:15

[25p-F307-10] 基板表面改質によるLiBH4薄膜の平坦性改善

〇(M1)磯 啓一朗1、岩崎 慧1、風間 敦夫1、大口 裕之1 (1.芝浦工大)

キーワード:固体電解質

10-3 S/cm以上の高速Liイオン伝導を示すLiBH4薄膜は、固体電解質としての応用が期待される材料である。ただし、報告されているLiBH4薄膜の表面には数μm程度の凹凸があり平坦性が低かった。この凹凸の原因は、基板との濡れ性が低いことによる膜の島状成長にあることが、最近の調査によって明らかになった。そこで本研究では、活性水素を用いて基板表面改質を実施することで、島状成長を抑制し、LiBH4薄膜の平坦性を改善することを目指した。