2023年第70回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

9 応用物性 » 9.1 誘電材料・誘電体

[15a-D215-1~9] 9.1 誘電材料・誘電体

2023年3月15日(水) 09:00 〜 11:30 D215 (11号館)

塚田 真也(島根大)、真岩 宏司(湘南工科大)

09:45 〜 10:00

[15a-D215-4] 六方晶TbFeO3薄膜のスピン・電荷における反フェローフェロ相転移

Liu Yaoming1、Chen Binjie1、太田 裕道2、片山 司2,3 (1.北大情報院、2.北大電子研、3.JSTさきがけ)

キーワード:マルチフェロイック、強誘電性、強磁性

希土類鉄酸化物(RFO)はマルチフェロイック材料として知られている。特に準安定の六方晶フェーズ(h-)は室温でも大きな自発分極を示すことが知られている。RFOシステムの強誘電性と磁性はR3+イオンの半径に大きく依存し、今までDy3+−Lu3+は報告されてきたが、Tb3+はその合成の難しさによって、まだその特性が明らかにされていない。当研究では、ITO下部電極を用いて、h-TbFeO3薄膜の製作に成功したので、その物性について紹介したいと思います。