9:45 AM - 10:00 AM
△ [16a-B410-4] Study of Structural Factors in Effective Young’s Modulus of Ti/Au Multi-Layered
Keywords:MEMS, Accelerometer, Effective Youngs Modulus
近年、微小電気機械システム(MEMS)加速度センサの更なる小型化と高感度化が求められて いる。一方我々は、熱運動由来のノイズを低減するため、高密度な金材料からなる高感度 MEMS 加速度センサの開発を続けている。高感度 MEMS 加速度センサを設計するうえで、マイクロスケ ールでの金材料の様々な機械的特性の計測が重要である。本論文では、金めっきばねを設計するために、Ti/Au 積層構造を有するカンチレバーの実効ヤング率における構造因子の包括的研究を行う。積層構造(単層型(SL)、二層型(DL)、三層型(TL))やカンチレバーの長さ及び幅が異なるカンチレバーを設計し、寸法の異なる計240 本のカンチレバーを作製し、実効ヤング率を評価した。その結果、カンチレバーの幅は実効ヤング率に影響しないが、積層構造がカンチレバーの実効ヤング 率を決定する強い支配因子である結果を見出した。