[CS12-40] 2016年熊本地震における秋田配水場周辺地盤の地震時挙動の推定
キーワード:地震応答解析、2016年熊本地震、一次元等価線形解析、KiK-net益城
熊本市東区の秋田配水場のポンプ建屋は2016年に熊本で発生した4月14日のMj6.5と4月16日のMj7.3の地震により,地盤の影響による被害が生じた.この被害は支持層と取水層の間に鉛直方向の相対変位が発生したことに起因すると考えられている.本研究では当該地点の地盤の相対変位の原因を明らかにすることを最終的な目標とし,今回は限られたデータを用いて,当該地点の地盤モデルを作成したのち,一次元等価線形解析を用いて地盤の地震時挙動の推定を行った.結果は支持層よりも深い層におよそ0.3%から0.8%のひずみが生じており,このことより支持層以下の地盤に変状が生じた可能性があることがわかった.
講演概要PDFパスワード認証
講演概要PDFの閲覧にはパスワードが必要です。パスワードを入力して認証してください。