[CS12-82] 高速道路を対象とした地震時機能的フラジリティ関数の構築と震災間比較
キーワード：高速道路、通行止め、機能的フラジリティ関数、震災間比較
近年，高速道路の通行止めを伴う地震が多発しており，複数の地震災害で高速道路の地震時機能性を定量的に評価して比較するためのデータが蓄積されつつある．そこで本稿では，供給系ライフラインを対象とした地震時機能的被害・復旧評価モデルの手法を応用し，高速道路の機能的フラジリティ関数を構築した．まず，事業者の通行規制基準と国内の被災事例における通行規制状況を整理した．次に，高速道路の通行止めの有無と震度との関係を分析し，「通行止めあり」が「通行止めなし」より高震度側に分布する傾向を確認した．これらの結果に基づいて震度別の通行止め発生確率を求め，ロジットモデルでモデル化した．
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