令和元年度土木学会全国大会第74回年次学術講演会

講演情報

第VI部門

山岳トンネル (4)

2019年9月3日(火) 16:40 〜 18:10 VI-5 (幸町総合教育棟 第11大講義室)

座長:斎藤 有佐(大林組)

[VI-277] 球面切羽全断面工法トンネルの力学挙動特性

*寺尾 創1、大川 了2、西田 匡志2、髙本 絢也1 (1. 清水建設、2. 中日本高速道路)

キーワード:半固結状、小土被り、球面切羽、全断面工法、Digital出来形測量

新東名高速道路萱沼トンネル東側坑口は,半固結状土砂地山が延長方向約120mの規模で分布する.このため,掘削補助工を併用する全断面早期閉合工法を採用して,トンネルの力学的安定を確保,施工を確実にする.を施工方針とし,計測工でトンネル挙動特性を確認,早期閉合パターン実施を判断することにした.その結果,早期閉合パターン実施はなく,球面切羽による全断面工法機械掘削の施工となり,DⅢaとDⅠaの球面切羽全断面工法トンネルの切羽とトンネルの安定確保上の固有の課題は見当たらず,有効性が確認できた.また、トンネルの力学挙動特性に関する知見が得られたので報告する.

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