令和元年度土木学会全国大会第74回年次学術講演会

講演情報

第VI部門

施工技術 (6)

2019年9月4日(水) 10:25 〜 11:55 VI-10 (幸町総合教育棟 多目的室3)

座長:加藤 康生(鹿島建設)

[VI-434] グラウンドアンカー自由長部で生じるアンカー力摩擦損失の低減方法

*小谷 直也1、浅山 愛郎1、元山 泰久2、十河 良弘2 (1. 大成建設、2. 日特建設)

キーワード:グラウンドアンカー、長尺アンカー、摩擦損失、アンカー力、弾性伸び、自由長

グラウンドアンカー自由長部で生じるアンカー力摩擦損失に関する事象の理解や運用が全く問題なく行えるほどの段階でないのが現状である.筆者らは,アンカー長が最大51mとなる長尺のものを含むグラウンドアンカーの施工中,摩擦損失の低減を企図し,4通りの措置を試みた(パターンA~D).試行の結果,現場で出来る措置として,自由長部において(1)ストランドにグリスを塗布し,また,(2)スペーサー間隔を1mに縮めることの効果が確認された.更に,シース内へのグラウトの浸入を防ぐ補強措置の効果も傾向として確認できた為,パターンA~DのうちDの方法を継続して行い,アンカーの品質を確保しながら残工事を進めることとした.

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