橋梁一般(設計)(2)

[I-211] Verification of load-carrying capacity of braces joined by one-sided friction

〇Kazunori Nakamuta¹, Tadanobu Yamada¹, tsuyoshi Saitou¹ (1.IHI Infrastructure Systems)

Keywords:High strength bolt friction welding, Slip coefficient, Sliding load, Secondary Element, Brace material

耐震照査で用いられる解析モデルは，接合部を剛結と仮定しており，ブレース材と同程度の変形能や強度を有する必要がある．震度法のみで耐震設計された既設橋の二次部材は細長比により断面が設定されている場合が多く，その接合部のすべり耐力は部材の圧縮耐力程度で設計されている．しかし，接合部がブレース材よりも先に終局に至ると全体系の挙動は接合部に支配される.そのため接合部を剛結とした場合，設計で想定している耐震性能を確保できていない可能性がある．本稿では、一面摩擦で接合した接合部の耐力をブレース材の耐力と同等とするための補強方法を提案し，FEM解析により損傷に至る過程を明確にして効果の妥当性を検証する．