[I-441] 地盤モデルの堅牢な構築手法を統合した都市の地震被害シミュレーションの適用例
キーワード:都市地震被害シミュレーション、地盤モデルの自動構築、モデルの堅牢な構築手法
想定された地震に対し,都市全域の地震動と建物の地震応答を数値シミュレーションにより評価する統合地震シミュレータ(IES)が開発されている.本論文はIESに建物の地点毎に1次元の成層地盤モデルを自動構築する手法を統合した.本手法は周辺のボーリングデータを補完する伝統的な方法であるが,自動構築の他,不整合なボーリングデータからも地盤モデルを構築可能な堅牢性を特徴としている.さらに,これを用いた都市の地震被害シミュレーションの適用例を示した.高松市に対象領域を設定し,地盤のモデル化を行い,シミュレーションを行った.対象の全地点で地盤モデルが構築できること,結果が現実的なものであることを確認した.
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