令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第I部門

診断・補修・補強(3)

座長:小林 裕介(鉄道総合技術研究所)

[I-410] 鋼鈑桁橋の構造システム挙動を考慮した腐食損傷の当て板補修法に関する解析的研究

〇大浦 涼雅1、有村 健太郎2、山口 隆司1 (1.大阪市立大学 橋梁工学研究室、2.株式会社オリエンタルコンサルタンツ)

キーワード:鋼鈑桁橋、構造システム挙動、腐食、当て板補修

橋梁の構成部材は独立ではなく,一つの構造システムとして相互に関係して挙動する.しかし,現行の補修設計では,部材を個別に取り扱うことが多い.本研究では桁端部に腐食損傷を有する鋼鈑桁橋の構造システム挙動を考慮した合理的な補修方法について,当て板形状に着目し全橋FEM解析で検討した.その結果,腐食桁と隣接する健全桁に対して部分補修をするとき,腐食桁には腐食部全面補修ではなく,十字柱と桁端部周辺支持板の支持条件を回復させることで,健全桁には十字柱を補強するような当て板を施すことで構造システム挙動を考慮した合理的な補修が可能であることを示した.

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