令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第I部門

診断・補修・補強(3)

座長:小林 裕介(鉄道総合技術研究所)

[I-412] 高力ボルト間隔に着目した鋼鈑桁の当て板による主桁断面補強効果

松本 崇志1、〇小林 駿祐1、山口 隆司2 (1.建設技術研究所、2.大阪市立大学大学院)

キーワード: 床版取替え、合成桁、非合成桁、当て板補強、高力ボルト、FE解析

鋼鈑桁橋のRC床版取替え工事においては,架設時や取替え後の床版死荷重増加の理由から,鋼桁の耐荷力が不足する場合が多く,従来から当て板による主桁断面補強が実施されている.しかしながら,当て板補強部材の橋軸方向の長さや高力ボルト間隔が断面補強に与える影響に着目した研究事例はない.本研究では,鋼単純合成鈑桁橋の1本主桁を対象に,当て板補強部材の橋軸方向の長さと高力ボルト間隔が断面補強効果に与える影響を検討した.検討の結果,当て板補強部材は連続性を保たなければ所要の効果を期待できない可能性があること,連続した当て板補強の場合,最大ボルト間隔を超過しても中立軸は大きく低下しないことが確認された.

要旨・抄録、PDFの閲覧には参加者用アカウントでのログインが必要です。参加者ログイン後に閲覧・ダウンロードできます。
» 参加者用ログイン