令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第II部門

河川計画・管理

座長:田端 幸輔(中央大学研究開発機構)

[II-164] 国内及び諸外国のダムの設計対象流量規模に関する一考察

〇永谷 言1、小島 裕之1、栗原 尚輝1、佐藤 弘行2 (1.(株)建設技術研究所、2.国土交通省 国土技術政策総合研究所)

キーワード:ダム設計対象流量、気候変動、ダムの安全性、可能最大洪水流量、クリーガー曲線、確率評価

国内のダムは昭和51年制定の構造令に規定される「ダム設計洪水流量」を対象に,ダム施設が設計されている.一方,近年では,これまで経験したことのないような大規模洪水の頻発,気候変動に伴う洪水規模の増大が懸念される.上記のような背景のもと,本研究では,今後のダムの安全性評価に資することを目的として,諸外国・地域での設計基準との対比等により,国内ダムの「ダム設計洪水流量」の規模について評価した.その結果,諸外国・地域のダムと日本のダムでは設計対象流量の設定の考え方が異なること,確率規模の評価基準が同一ではないものの、日本のダムは諸外国・地域のダムと比較して設計対象流量の確率規模が小さいことを確認した.

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