令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第II部門

流砂,土石流

座長:内田 龍彦(広島大学)

[II-190] 水流による砂防堰堤からの土石流堆積土砂流出量の評価法

中島 奈桜1、内田 龍彦2、河原 能久2 (1.株式会社建設技術研究所、2.広島大学)

キーワード:河床変動解析、空隙率、混合粒径土砂、粒子充填モデル

土砂洪水氾濫の一つの要因として,砂防堰堤に堆積した土石流堆積土砂が後続流の作用により流出し,これが,下流河道の通砂能力を超えてしまったためだと考えられる.砂防堰堤に堆積する土石流土砂は幅広い粒度分布を持つ.本研究では,砂防堰堤に堆積した混合粒径土砂の流出量の評価手法開発することを目的とする.堆積による空隙率の変化が計算できるオイラー型堆積モデルを侵食過程に拡張し,流れの解析法と組み合わせた河床変動解析法を開発し,混合粒径を用いた移動床実験を対象に懸賞を行った.この解析法は実験の砂防堰堤堆積土の空隙率を再現することが出来き,堆積高さにおいても良好な結果が得られ,計算法の妥当性を示した.

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