令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第II部門

水圏の環境・生態系

座長:赤松 良久(山口大学)

[II-24] 河床底質の環境DNAメタバーコーディング分析法の有効性について

〇加藤 敦子1、渡部 健1、池田 幸資1、小菅 敏裕1、真木 伸隆1、岡田 泰明1、松島 夕佳子1、坂田 雅之2、源 利文2 (1.パシフィックコンサルタンツ株式会社、2.神戸大学大学院人間発達環境学研究科)

キーワード:環境DNA、底質、メタバーコーディング、魚類相

河川における魚類相の網羅的・効率的な把握を目指して、表層水と底質を採取し、Mifish法による環境DNAメタバーコーディング分析を実施した。その結果、底質試料からは採水試料と同程度もしくは上回る魚種が検出された。底質では水中よりも環境DNAが分解されにくい傾向があることから、表層水から得られる情報とは異なる時間スケールの情報が含まれている可能性があるが、表層水と底質の環境DNA分析結果を相補的に利用することで、調査対象流域の魚類相をより網羅的に把握できるものと考えられた。

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