令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第III部門

洗堀・浸食(1)

座長:内藤 直人(豊橋科学技術大学)

[III-271] 常時微動の計測による橋脚健全度評価手法に関する研究

宮腰 寛之1、足立 啓二1、加藤 健二1 (1.東日本旅客鉄道株式会社)

キーワード:橋脚、洗掘、固有振動数、微動

河川増水により橋脚基礎周辺の土砂などが流出する洗掘は、最終的に橋脚の傾斜や沈下に至り列車運行の安全を脅かす災害である。JR東日本では、橋脚天端で測定した常時微動を用いて、一定時間ごとに微動の振幅スペクトルからピーク振動数を抽出して時系列的にプロットし追跡することで、洗堀の有無を把握する研究に取り組んできた。  2019年10月の台風19号に伴う河川増水時に洗堀の発生がなかった2橋脚での観測データでは、増水の前後においてピーク振動数に大きな変化はなく、増水中にも安定的にピーク振動数を抽出することができた。

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