令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第VI部門

シールドトンネル(8)

座長:谷田 友里恵(清水建設㈱)

[VI-966] 高水圧・大量湧水下における岩盤シールド掘削

〇大原 直人1、古賀 善友1、髙田 洋治2 (1.熊谷組、2.札幌市水道局)

キーワード:泥土圧シールド、岩盤掘削、高水圧、セグメント、水抜き

本稿は想定を大きく超える高水圧と大量湧水下でシールドマシンを掘進するための対策について報告するものである。切羽に作用する水圧を掘削の支障とならない状態まで低下させるために、既存の泥土圧シールド工法の概念から逸脱するが、セグメントの注入孔から排水することで切羽水圧を低下させることに成功した。排水設備の工夫やセグメントの固定など、水抜きを行うことにより新たな問題が発生し、その都度対策が必要となったが、全延長の40%に及んだ高水圧区間を掘削し終えることができた。

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