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[2A22-27-03] 複数回走行時の車両振動データを用いたVBIシステム同定の適用性に関する数値的検討
キーワード：車両橋梁相互作用、システム同定、複数回走行
インフラ構造物を持続的に維持管理していく上で，技術者と予算の確保が地方自治体の課題となっている．インフラを効率よく点検する手法の一つとして，車両・橋梁・路面の同時点検技術がある．この方法に関する既往研究では，車両振動データから路面凹凸や橋梁の特徴量を推定する様々な方法が提案されている．しかし，ノイズがある場合，力学的パラメータの推定精度は低い．そこで，本研究では，1台の車両が複数回走行した時の車両振動データを用いて，力学的パラメータを推定し，ノイズに対する推定精度の向上を試みる．得られた結果から複数回走行データを用いても，改善されないことが分かった．一方，車両振動データの平均化は良好な結果を示し得ることが分かった．