会頭挨拶
会頭 池田 隆幸
(藤女子大学 人間生活学部 教授)
このたび、伝統ある日本食品科学工学会第66回大会の会頭を仰せつかり、大変光栄に存じます。一言ご挨拶申し上げます。
日本食品科学工学会大会を北海道支部が担当致しますのは、平成24年の第59回大会以来7年ぶりとなります。今回も、藤女子大学北16条キャンパスで開催させていただきますこと大変うれしく思っております。今大会の準備は、副会頭の北海道大学 川合祐史先生、藤女子大学 中河原俊治先生を中心に、北海道支部に所属する主要な大学、研究機関の先生達で組織された大会実行委員会委員約40名で準備を進めて参り、大会期間の運営を行う予定にしております。
第59回大会では、前年の東日本大震災の影響が尾を引いていている時期であり、計画停電が行われようとする中での開催でしたが、一般演題444演題、総演題533演題を集め活気ある盛大な大会でありました。今回、一般演題は390演題と前回に及びませんが、総演題数ではほぼ同数で、若手の会のポスター発表も会場の都合で学生限定とさせていただきましたが130演題を集めました。またシンポジウムは、公開も含め15セッションと幅広い分野を網羅し、研究小集会も例年通り行われ興味深い発表が3日間目白押しです。皆様の意欲的で魅力的なご発表と,活発で実りあるご議論を期待しております。日程の関係から最終日31日も夕方まで多くの一般講演が準備されております。午後まで多くの皆様にご参加いただけるよう、30日、31日両日とも企業様のご協賛により400食のランチョンセミナーを開催いたします。ぜひ、足をお運び下さい。
会場となります藤女子大学16条キャンパスは、祖となる藤高等女学校開学以来93年目となり、キャンパス内には歴史的建物もございます。また、交通の便も地下鉄南北線北18条駅から徒歩5分と至近距離に有り、札幌駅から歩いても20分程度でたどり着くことができるので、札幌駅からでしたら地下鉄を使っても歩いても数分の違いになります。本州では残暑厳しき折ですが、さすがに札幌では少なくとも朝晩は涼しい時期でございますので、暑さで落とした体力を札幌で戻し、秋に向かってのエネルギーを知的好奇心と共に蓄えていただければ幸いです。
本学会大会が、参加されます皆様にとって、意義深い大会になることを心から期待しております。