第96回日本医療機器学会大会

講演情報

パネルディスカッション

パネルディスカッション5 R-SUDの現状と今後の可能性について

座長:上塚 芳郎(一般財団法人松本財団)

[パネルディスカッション5] R-SUDに関する当院臨床工学技士の取り組み

宗万 孝次1, 平田 哲2 (1.旭川医科大学病院 診療技術部臨床工学技術部門, 2.旭川医科大学病院 手術部)

R-SUD(Remanufacturing Single Used medical Device)とは,院内再滅菌の問題や環境保全,医療コストの抑制等を目的とし,厚生労働省の法整備の下,使用後の単回使用医療機器を収集・検査・分解・洗浄等の処理(再製造)をおこない,同一使用用途の単回使用医療機器として再び製造販売するものとなっている.
今回,2019年に国内で第一号の承認取得となった「再製造ラッソー2515」について,まずは再製造品を医師に使用してもらい,問題ないことを確認した.その後2019年8月から当院で使用しているオリジナル品を使用後に回収する対応とした.使用後の回収に関して,血管造影室で業務する職種の中で検討した結果,臨床工学技士が回収を担当することとなった.今回R-SUDに臨床工学技士がどのように関わっているのか報告する.