[シンポジウム6] 金沢大学附属病院における業務用携帯電話端末の導入と運用上の問題点
金沢大学附属病院は北陸地方の中央部に位置する石川県金沢市にあり,病床数838床,30の診療科と7つの中央管理病床からなる特定機能病院である.
従来,職員間の業務用連絡手段としてPHSを使用していたが,2014年より携帯電話を使用することとなった.携帯電話の導入にあたっては,事前にNTT docomoとの共同研究による調査にて,主に体外式ペースメーカーのセンシング機能に影響を与えることが示唆されており,体外式ペースメーカー本体および使用する病室前に使用中であることの表示をおこなうことを義務付けた.また,来院者に向けてはICU,処置室,診察室以外での携帯電話およびスマートフォンの使用は可能としているが,原則マナーモードとし通話などに関しては他の患者の迷惑にならないよう常識的なマナーを求める内容となっている.導入当初は3G回線を使用しており,いわゆるガラケーのみでの運用であったが,2018年より一部でスマートフォンも導入している.
従来,職員間の業務用連絡手段としてPHSを使用していたが,2014年より携帯電話を使用することとなった.携帯電話の導入にあたっては,事前にNTT docomoとの共同研究による調査にて,主に体外式ペースメーカーのセンシング機能に影響を与えることが示唆されており,体外式ペースメーカー本体および使用する病室前に使用中であることの表示をおこなうことを義務付けた.また,来院者に向けてはICU,処置室,診察室以外での携帯電話およびスマートフォンの使用は可能としているが,原則マナーモードとし通話などに関しては他の患者の迷惑にならないよう常識的なマナーを求める内容となっている.導入当初は3G回線を使用しており,いわゆるガラケーのみでの運用であったが,2018年より一部でスマートフォンも導入している.