シンポジウム1　医療機器のイノベーション

[シンポジウム1] ジェスチャーセンサ

：手の動きでシンプル操作（直接端末に触れないで操作が可能に）

石尾 康史 (㈱エイサムテクノロジー)

はじめに、新型コロナウィルスは生活様式を一変させ、ソーシャルディスタンス、テレワーク、マスク会食、時差出勤、手指消毒など感染対策が生活に取り入れられている。しかしながらボタン操作、スクリーンタッチ、ドアノブなどの不特定多数の人間が操作するものに触れざるおえない状況は日々発生し、間接的な接触感染の可能性はストレスとして受けており、非接触操作ソリューションの社会的な要望が顕在化してきている。また、医療・介護の現場では様々な感染機会の可能性が高く、非接触操作ソリューション要求も高く応用は広いと思われる。
　カメラ画像を解析処理し複雑な認識・判定するような高価なシステムではなく、赤外線センサを使用し、上下、左右、右左回転、近接の７つの手の動きを判定する安価で超小型の非接触操作のジェスチャーセンサーを紹介し、今後の技術開発を踏まえて皆様と有効使用について考えて行きたい。