09:40 〜 10:00
[シンポジウム1] 医療現場で期待されるハンズフリーソリューション
-音声認識による医療機器の操作-
日常診療において,CTやMRIなどの医用画像の閲覧操作はマウスやキーボードなどの入力機器を用いて行うことが一般的です.しかしながら,外科的手術のように清潔操作が必要な医療行為中の画像閲覧に際しては,交差感染のリスクを回避しつつ正確な閲覧操作が可能なハンズフリーソリューションが望まれています. また,仮想現実 (Virtual Reality; VR) の画像診断への応用に際してもVR環境下では外部環境の視認が困難となるため直感的かつ遅延のないハンズフリーソリューションが重要となってきます.本講演では日本ケイデンス社と信州大学医学部画像医学教室との共同研究として進められている音声認識操作によるハンズフリー画像閲覧システム開発およびその臨床応用についてご紹介します.