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[シンポジウム4] 急な欠勤の際の対応、ローテーションなどの人材配置
大規模地震等の災害、またはクラスター発生リスクへの備えとして、平常時から現場と管理部門がBCPを相互に認識する必要があり、複数人の欠勤が発生したことを想定し、ヒューマンリソースの集中と分散を可能な限り検討しておく必要があると考える。これまで災害時、または設備故障時において、委託業者が所有する滅菌センターの活用を想定してきたが、クラスター発生時においても、その想定が必要となっている。器材処理を外部に出すことにより、少人数での対応を可能とする体制、想定される必要最低限の人数と業務能力を一覧でまとめると課題が明確になってくる。その対応が長期にわたる場合もあり、従業員の多能工化や業務ローテーションは必須と言える。しかし、昨今のコロナ禍においては施設単位での補完には限界があり、複数施設で補完できる体制づくりも課題となっている。