[O-1-024] Ultra-short TE sequenceにおけるSusceptibility artifactの検討
【目的】T2値が短い組織, 靱帯や関節軟骨の描出にUltra-short TE sequence (UTE)を用いて撮像すると描出可能となる. 3.0Tesla(T)MR装置の血管描出は高いが, 磁化率アーチファクトも強くなる. 磁化率アーチファクトの低減策はTEを短縮することが一般的である. 今回の目的は, UTEであるPointwise Encoding Time reduction with Radial Acquisition (PETRA)におけるSusceptibility artifactの検討である.
【方法】Siemens社製3T:MAGNETOM Skyra(syngo MR D13), 32ch-head coil用い, 血管を模擬したポリ塩化ビニル(polyvinyl chloride:PVC), 磁化率アーチファクトの検討として プラチナ合金コイルGDC 10および杉田チタンクリップIIを用いた.
水ファントム内に伸展したPtコイル, 水道水を封入したPVC, 100倍希釈した造影剤を封入したPVC, Ptコイルおよび杉田クリップを配置した希釈造影剤を封入したPVCを固定した.
TOF, VIBE, FLASH, SPACEをPETRAとの比較対象とした. 撮像はすべて3D撮像である.
撮像基本条件はFOV:213mm, matrix:256, slice厚:0.83mmとした.
TOFはTE, matrix, 受信Band widthを変化させた. Vibe, Flash, はmatrixを変化させ, TEはパラメーターに依存した. SPACEは受信Band widthを変化させた.
【結果】クリップ, 鉄とニッケルの含有するPtコイルの離脱部位に強いアーチファクトが現れた. TOF, VIBE, FLASH, SPACE に比べPETRAにおいて磁化率アーチファクトがもっとも小さくなった. TEの延長が伴うがTOF, VIBE, FLASHともに高空間分解能化することにより磁化率アーチファクトが小さくなった. PETRAにおけてradial viewを最大としても磁化率アーチファクトに大きな変化はなかった.
【結論】PETRAにおいて磁化率アーチファクトがもっとも小さくなった.
【方法】Siemens社製3T:MAGNETOM Skyra(syngo MR D13), 32ch-head coil用い, 血管を模擬したポリ塩化ビニル(polyvinyl chloride:PVC), 磁化率アーチファクトの検討として プラチナ合金コイルGDC 10および杉田チタンクリップIIを用いた.
水ファントム内に伸展したPtコイル, 水道水を封入したPVC, 100倍希釈した造影剤を封入したPVC, Ptコイルおよび杉田クリップを配置した希釈造影剤を封入したPVCを固定した.
TOF, VIBE, FLASH, SPACEをPETRAとの比較対象とした. 撮像はすべて3D撮像である.
撮像基本条件はFOV:213mm, matrix:256, slice厚:0.83mmとした.
TOFはTE, matrix, 受信Band widthを変化させた. Vibe, Flash, はmatrixを変化させ, TEはパラメーターに依存した. SPACEは受信Band widthを変化させた.
【結果】クリップ, 鉄とニッケルの含有するPtコイルの離脱部位に強いアーチファクトが現れた. TOF, VIBE, FLASH, SPACE に比べPETRAにおいて磁化率アーチファクトがもっとも小さくなった. TEの延長が伴うがTOF, VIBE, FLASHともに高空間分解能化することにより磁化率アーチファクトが小さくなった. PETRAにおけてradial viewを最大としても磁化率アーチファクトに大きな変化はなかった.
【結論】PETRAにおいて磁化率アーチファクトがもっとも小さくなった.