[P-1-041] IDEAL-IQ法を用いたMRIによる骨髄脂肪の定量的評価:正常例、ステロイド投与例および糖尿病例の比較
【目的】3T MRIのIDEAL-IQ法によって、骨代謝に影響を及ぼす各病態における骨髄脂肪量の違いを定量的に評価できる可能性があるか否かを評価する。【方法】IDEAL-IQ法を含む腰椎の3TMRI検査を行った成人女性症例の中から、ステロイド投与例7例(ステロイド群)、糖尿病例8例(糖尿病群)、悪性腫瘍や腎疾患など骨代謝に影響を及ぼす可能性のある疾患を有さない12例(正常群)を選択して対象とした。IDEAL-IQは矢状断で撮像し、撮像条件はTR/TEmin=5.8/0.8ms、スライス厚8mm、FOV:44×44cm、マトリックス128×128、撮像時間16秒である。2名の放射線科医が第2-4椎体に関心領域(ROI)を設定して骨髄脂肪量を測定し、3群間の比較を行った。【結果】ステロイド群は正常群と比較して骨髄脂肪量が有意に多かった(p<0.05)。糖尿病群と正常群間に有意差はなかったが、罹病期間が長い糖尿病症例において骨髄脂肪量が多い傾向が認められた。【結論】IDEAL-IQ法は短い撮像時間で、各種病態における骨髄脂肪量の違いを定量的に評価できる可能性がある。