[P14-13] 14&6Hz陽性棘波とてんかん性放電との関係
【目的】
14&6Hz陽性棘波とてんかん性放電(IEDs:interictal epileptiform discharges)との関係を検討する。
【方法】
症例は7歳女児。焦点切除目的で頭皮上と頭蓋内(硬膜下電極および深部電極)脳波を同時記録したデータを後方視的に解析した。頭皮上脳波から視察により抽出した14&6Hz陽性棘波について 1)出現部位とタイミング 2)IEDsとの関係 3)睡眠との関連を調べた。
【結果】
約29時間の記録中14&6Hz陽性棘波は計147回出現。1)全て硬膜下、深部電極両方に分布しており、深部電極は硬膜下電極より2~3msec速い傾向見られた。2)IEDsとの誘発関係は見られなかった。3)睡眠段階別出現頻度はawake(0.7%)、N1(75%)、N2(17%)、REM(6.8%)、N3(0%)であり、既知の報告同様N1~N2に多い結果となった。
【考察】
以上より皮質起源の可能性低いと考えられる。また本症例において14&6Hz陽性棘波はIEDsとの関連性認めなかった。
14&6Hz陽性棘波とてんかん性放電(IEDs:interictal epileptiform discharges)との関係を検討する。
【方法】
症例は7歳女児。焦点切除目的で頭皮上と頭蓋内(硬膜下電極および深部電極)脳波を同時記録したデータを後方視的に解析した。頭皮上脳波から視察により抽出した14&6Hz陽性棘波について 1)出現部位とタイミング 2)IEDsとの関係 3)睡眠との関連を調べた。
【結果】
約29時間の記録中14&6Hz陽性棘波は計147回出現。1)全て硬膜下、深部電極両方に分布しており、深部電極は硬膜下電極より2~3msec速い傾向見られた。2)IEDsとの誘発関係は見られなかった。3)睡眠段階別出現頻度はawake(0.7%)、N1(75%)、N2(17%)、REM(6.8%)、N3(0%)であり、既知の報告同様N1~N2に多い結果となった。
【考察】
以上より皮質起源の可能性低いと考えられる。また本症例において14&6Hz陽性棘波はIEDsとの関連性認めなかった。