The 39th Annual Meeting of Japanese Society of Oral Oncology

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一般演題(eポスター)

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3.悪性腫瘍・補助療法

[P03-22] Treatment methods for patients with oral cancer who are difficult to surgically resect after cervical dissection

〇Natsumi Akiyama1, Kousei Kubota1, Hiroshi Nakagawa1, Ryohei Ito1, Haruka Hukuta1, Wataru Kobayashi1 (1.Hirosaki University Graduate Schoole of Medicine, Aomori, Japan)


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≪目的≫口腔がんの治療において,頚部郭清は標準的な治療法であり,郭清後の頚部再発に対しても外科的切除が第一選択となる.しかし,郭清範囲内に腫瘍が再発した場合,多くは動脈周囲の軟組織内に腫瘍細胞が浸潤することにより外科的切除が困難であり,治療法としては,姑息的な照射や化学療法が主となる.当科では,郭清後の外科的切除困難な頚部再発に対して放射線併用超選択的動注化学療法または姑息的治療を施行しており,その予後について報告する.≪材料および方法≫2000年から2017年の間に当院歯科口腔外科において口腔がんに対して頚部郭清後に頚部再発した20症例のうち,外科適切除が困難であった14症例について生存率,治療後の予後について比較検討した.≪結果≫対象となった14例のうち,SSIACRT施行群は7例であった.術後照射等ですでに頚部照射が施行されており,化学療法等の姑息的治療のみを行った群が7例であった.SSIACRT施行群の頚部再発確認時点からの5年生存率は42.9パーセントであり,姑息的治療の群では0パーセントであった.姑息的治療のみでは予後は期待できないが,SSIACRTを施行することで,姑息的治療のみの群と比較して5年生存率は飛躍的に上昇しており,予後の改善が期待できた.今後は症例数を増やして,さらに検討を重ねていく必要がある.