10:25 〜 11:55
[III-PD8-03] 心腔内エコー（ICE）ガイドによる経カテーテル心房中隔欠損閉鎖術
キーワード：ICE, ASD, ASO
14歳女児 診断 心房中隔欠損現病歴：中学1年の心電図検診で右脚ブロックを指摘され精査、心房中隔欠損（ASD）と診断された。経食道エコー（TEE）では欠損孔は11×9mmの2次孔、全周にrimがあり、Aortic rimが4mmである以外はすべて5mm以上のrimがあった。同側の大腿静脈に2本の8Frシース（1本はICE用ロングシース）を留置し、右心カテーテルを施行した後、AcuNaviをロングシースに挿入。長軸断面、短軸断面を観察した。ICEによるASDの計測は最大径11mmとTEE所見に一致していた。24mmのサイジングバルーンで計測したところICEで13mm、透視画像で12.3mmであった。デバイスはAmplatzer septal occluder 13mmを選択した。Conventionalな方法で留置を行い、留置は容易だった。留置後Wiggleし脱落がないことを確認してdetachした。術後経過は良好である。考察：ICEガイドの経カテーテルASD閉鎖術は、術前にTEEを入念にすることにより施術時間を簡略、短縮することができる。透視によるバルーンサイジングや、場合により経胸壁心エコーを併用することで、安全な治療が可能である。発表ではICEによる操作手順を経時的に解説する予定である。