[II-TRP-04] 先天性心疾患に患者に対して具体性を持たせたリハビリテーション介入 ~多職種・家族でのチーム医療~
Keywords:リハビリテーション, 先天性心疾患, QOL
先天性心疾患といっても状態は多種多様であり従来の一般的なリハビリテーションの基準では対応することができない複雑な症例もある。また、患者が幼年の為にリハビリテーションの意味を理解することができなかったり、家族がつい過保護になってしまい運動の範囲が狭まることがたびたびある。しかしながら、それらは医療者と家族がチームとなり同じレベルの概念を共有することでよりスムーズかつ効果的な結果を生む場合が多い。また、医療の発達により多くの患者が成人移行期~成人期を迎える。その中で本人や家族が自身の心身の状況を正しく評価できないために進学や就職、もしくは興味や趣味をあきらめてしまう場面がみられる。それらに対し医療者が具体的なリハビリテーションを通してより適正なアドバイスや対策を立てることにより目標が達成できた事例をもとに、他職種連携による運動機能を考慮した患者のQOLを今後どのように考え進めるべきか議論を深めたい。