[生涯スポーツ-SA-2] スペシャルオリンピックスのスポーツボランティアを通して考えるその役割と今後の課題
<演者略歴>
知的障害者スポーツ組織「スペシャルオリンピックス」を中心に、長年、スポーツボランティアとして障害のある人たちのスポーツに携わる。立命館大学大学院社会学研究科修了(社会学博士)、社会福祉士、日本パラスポーツ協会(JPSA)上級障がい者スポーツ指導員。
知的障害者スポーツ組織「スペシャルオリンピックス」を中心に、長年、スポーツボランティアとして障害のある人たちのスポーツに携わる。立命館大学大学院社会学研究科修了(社会学博士)、社会福祉士、日本パラスポーツ協会(JPSA)上級障がい者スポーツ指導員。
「スペシャルオリンピックス」は、47都道府県に活動拠点を設け、全国で8千人(2019年末時点)を超える知的障害のある会員の日常的、継続的なスポーツを支援している。多くの部分を、理念を共有する企業・団体等の協賛、および全国の約1万人(同時点)のスポーツボランティアが支え、日々のスポーツの協働や生涯スポーツイベントの開催、ボランティア研修などを行いながら知的障害者スポーツの裾野を広げることを目指してきた。
活動を始めて25年が経ったいま、活動範囲や知的障害のある会員が拡大し、求められる内容も多様化している。新たな発見もあり、従来からのボランティア募集や養成だけでは対応できなくなっている部分もみられるようになってきた。今後、木を繁らせ、山を高める(日本パラスポーツ協会)といったことも含め、活動を持続可能なものにしていくためにはその役割、位置付けを明確にしていく必要がある。スポーツボランティアは何を支えるのか、また支えようとしている生涯スポーツとはどのようなもので、どう捉えればいいのか、一つの障害者スポーツ組織の動向、課題とともに、あらためて考える。
活動を始めて25年が経ったいま、活動範囲や知的障害のある会員が拡大し、求められる内容も多様化している。新たな発見もあり、従来からのボランティア募集や養成だけでは対応できなくなっている部分もみられるようになってきた。今後、木を繁らせ、山を高める(日本パラスポーツ協会)といったことも含め、活動を持続可能なものにしていくためにはその役割、位置付けを明確にしていく必要がある。スポーツボランティアは何を支えるのか、また支えようとしている生涯スポーツとはどのようなもので、どう捉えればいいのか、一つの障害者スポーツ組織の動向、課題とともに、あらためて考える。