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[競技スポーツ-A-03] スピードスケート競技におけるジュニア育成システムの課題に関する事例研究(方)
わが国のスピードスケート競技は、一貫指導システムのモデルづくり(日本オリンピック委員会,1999)の調査対象となり、2018年の平昌オリンピックの成功(紅楳,2020)、2022年の北京オリンピックの活躍につながった。しかし、育成年代の競技人口は減少の一途をたどり、インターハイの優勝タイムも過去20年停滞している。今後も継続的に高い国際競技力を保つためには、競技参画人口を拡大しつつ、競技特性を考慮した長期の競技者発掘・育成、強化のシステムとその具体的なプログラムを作成し、地方競技団体と連携しながら実行できる体制づくりが求められる。本研究は、スピードスケート競技におけるジュニア年代の指導及び育成組織に関わった当事者へのインタビューから、育成システム構築の阻害要因を考察することで、育成システム構築や改善につながる知見を得ることを目的とする。