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[学校保健体育-A-02] コロナ禍における学生の健康及び生活に関する調査からみるアフターコロナへの試み(スポーツ栄養)
【背景】新型コロナ感染症(COVID-19)の感染拡大による社会情勢の大きな変化の中、S女子大学では2020年度においては、オンラインによる授業が大半を占めることになった。実験・実習・演習・実技などの科目に関しては、2021年度前期(春期)においては、履修者の「密」を避けるために、隔週登校や授業時の人数制限さらには、授業内容の変更などにより、充実した授業を確保する工夫の下での実施となった。2021年度後期(秋期)においても、対面授業は可能な限り回復した。しかし、14週・15週の授業についてはオンライン授業として年度を終えることになった。【目的】コロナ禍での学生の健康や生活に関する状況について把握することは、アフターコロナに備えることとして、不可欠であると考えた。さらに、2022年度前期からは、感染対策をとったうえで、対面授業が再開された。コロナ禍での学生の状況を把握したうえで、対面授業となった学生の健全な学生生活の一助となることを目的とした。【方法】調査対象は、S女子大学で一部対面授業が再開した2021年後期10月上旬に登校し、対面授業を受講している学生で、調査に同意を得られた、1年次~4年次の女子学生133名であった。Googleフォームを用いたWEBアンケート調査を実施した。調査は、主旨を説明した後、回答を依頼した。調査項目は、健康・運動・大学生活に関する内容とした。なお、本調査は昭和女女子大学連理委員会の承認を得て実施した。【結果と考察】対象学生は、基本は、「健康」であると考えているが、「運動不足」や「食事」についての不安や改善策を模索している状況であった。しかし、注視をすることは、学生が卒業まで、健康で充実した学生生活を送ることが大切であり、終わりの見えないコロナ禍で、教育の質の確保と身体的・精神的にも良好な状態をたもつための対策を考慮することが必要となる。