日本体育・スポーツ・健康学会第72回大会

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学校保健体育研究部会 » 【課題C】 体育・スポーツ健康科学は学校保健体育の進展にいかに貢献できるか

学校保健体育研究部会【課題C】口頭発表④

2022年9月1日(木) 15:30 〜 16:33 第5会場 (2号館4階4E教室)

座長:末永 祐介(熊本大学)

15:30 〜 15:45

[学校保健体育-C-13] 体育実技と感染症の学習を関連づけた実践研究(教)

新型コロナウイルス感染症対策に注目して

*髙田 佳孝1,2、神谷 拓3 (1. 京都ノートルダム女子大学、2. 関西大学大学院、3. 関西大学)

これまでの学習指導要領において、体育実技と保健の学習は関連づけて指導することが求められてきたが、新型コロナウイルス感染症の流行により、その要請は強くなっている。実際に、保健の学習において、新型コロナウイルス感染症に関する正しい知識を理解することが求められてもいる。しかし、そのような保健の学習と体育実技を関連づけた授業実践は停滞しており、感染症の学習と体育実技を関連づけた教材づくりについても研究が蓄積されていない。そこで本研究は、体育実技と保健の感染症に関わる学習を関連づけた実践をおこない、子どもたちが主体となって、新型コロナウイルス感染症対策を意識した三密を防ぐ学習規律やルールを構築しながら、体育実技の学習成果を深める授業のあり方について検討することにした。具体的には、感染症を予防する行動や規律を記載した学習カードの分析を通して、行動の変容を明らかにする計画である。詳細は当日に報告する。