The 72nd Conference of the Japan Society of Physical Education, Health and Sports Sciences

Presentation information

Theme Symposium

競技スポーツ研究部会 » 【課題B】 競技スポーツにおけるコーチ養成をいかに効果的に行うか

Developing women coaches in competitive sports

Thu. Sep 1, 2022 10:30 AM - 12:20 PM 第3会場 (3号館4階402教室)

Chair: Kiwamu Kotani (Ryutsu Keizai University)

[競技スポーツ-SB-2] The current state of women coach development

*Mikura Akane1 (1. Kanazawa Medical University)

<演者略歴>
2018-2021:順天堂大学女性スポーツ研究センター RA
2021-現在:金沢医科大学 一般教育機構 体育学助教
日本において、女性コーチが少ないという問題が注目され始めたのはごく最近である。第2期スポーツ基本計画で初めて女性コーチに関する記述がなされ、日本のスポーツ政策として初めて女性コーチ育成が目指された。第3期スポーツ基本計画においても、「スポーツを通じた共生社会の実現」に関する項目の1つとして「スポーツを通じた女性の活躍促進」の内容が引き継がれており、女性コーチが少ない現状に言及がなされている。しかし第2期と同様、施策目標や具体的施策にて女性コーチ育成に関する具体的な記述はなされていない。また、女性コーチに関する国内の研究も限られており、女性コーチが直面する課題についての理解も未だ十分ではない。
そのような中、現在少しずつではあるがスポーツ庁や各競技団体において行われ始めている女性コーチ育成事業を紹介し、それぞれの特徴について考察していく。また、国内外で行われている研究にて明らかになっている女性コーチが直面する課題を参考にしながら、今後日本で行われるべき女性コーチ育成について考えていく。