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[10保-口-01] 中学生のScreen Timeと健康度・生活習慣および反応的攻撃性との関わり
本研究は、テレビ、パソコン、携帯電話・スマートフォン、携帯型ゲーム機等を利用した時間の合計をScreen Timeと称し、愛知県内の中学生におけるScreen Timeの実態を把握するとともに、Screen Timeと健康度・生活習慣および反応的攻撃性との関連を明らかにすることを目的とした。2021年10月に愛知県内の公立中学校に通う中学1,2年生824人を対象に自作の無記名自記式の質問紙調査を行った。調査内容は基本的属性(学年、性別、部活動)、情報通信機器の利用時間(Screen Time)、健康度・生活習慣尺度、反応的攻撃性尺度、自己肯定感尺度である。
主な結果は、平日でScreen Time2時間未満と答えた者の割合が男子42.8%、女子38.1%であったのに対し、休日では2時間未満と答えた者の割合が男子18.4%、女子18.7%であった。学校や部活動、習い事等がある平日よりも自由な時間が多くある休日の方がScreen Timeが多くなる傾向にあることが分かった。Screen Timeと健康度・生活習慣、反応的攻撃性、自己肯定感との関わりついてみると、男子ではScreen Timeの短い群の方が健康度・生活習慣の得点が有意に高く、女子ではScreen Timeが短い群の方が自己肯定感の得点が有意に高かった。一方、反応的攻撃性に関しては男女とも平日におけるScreen Timeが長い群の方が反応的攻撃性の得点が高くなる傾向が見られ、休日のScreen Timeの長さと反応的攻撃性との関連はより顕著であった。また、反応的攻撃性の下位項目である報復意図因子、怒り因子についても同様の傾向がみられた。
主な結果は、平日でScreen Time2時間未満と答えた者の割合が男子42.8%、女子38.1%であったのに対し、休日では2時間未満と答えた者の割合が男子18.4%、女子18.7%であった。学校や部活動、習い事等がある平日よりも自由な時間が多くある休日の方がScreen Timeが多くなる傾向にあることが分かった。Screen Timeと健康度・生活習慣、反応的攻撃性、自己肯定感との関わりついてみると、男子ではScreen Timeの短い群の方が健康度・生活習慣の得点が有意に高く、女子ではScreen Timeが短い群の方が自己肯定感の得点が有意に高かった。一方、反応的攻撃性に関しては男女とも平日におけるScreen Timeが長い群の方が反応的攻撃性の得点が高くなる傾向が見られ、休日のScreen Timeの長さと反応的攻撃性との関連はより顕著であった。また、反応的攻撃性の下位項目である報復意図因子、怒り因子についても同様の傾向がみられた。