[05バ-レクチャー-1] 医用画像を利用した関節のバイオメカニクス分析
<演者略歴>
早稲田大学スポーツ科学研究科 博士後期課程修了
早稲田大学スポーツ科学学術院 (2012年4月~2018年3月)
芝浦工業大学工学部 (2018年4月~)
早稲田大学スポーツ科学研究科 博士後期課程修了
早稲田大学スポーツ科学学術院 (2012年4月~2018年3月)
芝浦工業大学工学部 (2018年4月~)
運動中の関節の動きを明らかにしたいと考えた場合、多くの場合はモーションキャプチャーなど光学的手法が第一選択となる。しかしながら、動きが小さい関節を対象とする場合や複数の関節が密集した複雑な関節を対象とする場合など、光学的手法では正確な関節運動の記述が難しい場合がある。関節の微細な動きを高精度で分析可能な方法として、3D-2D model image registration techniqueがこの10年ほどで多く用いられるようになっており、スポーツと関連する分野では運動器に生じる外傷・障害の発生機序解明、組織損傷に伴う関節運動の変化、リハビリテーションやトレーニングの効果検証を行う際に、我々の理解の手助けとなる情報を入手できる可能性が示されている。
本レクチャーでは、3D-2D model image registration techniqueについて概説するとともに、この方法を利用した研究として、足関節内反捻挫を繰り返した者を対象とした歩行立脚期中の距腿関節および距骨下関節の動きについて紹介する。
本レクチャーでは、3D-2D model image registration techniqueについて概説するとともに、この方法を利用した研究として、足関節内反捻挫を繰り返した者を対象とした歩行立脚期中の距腿関節および距骨下関節の動きについて紹介する。