The 72nd Conference of the Japan Society of Physical Education, Health and Sports Sciences

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専門領域別 » 発育発達

発育発達(奇数演題) ポスター発表

Fri. Sep 2, 2022 9:00 AM - 10:00 AM 第一体育館バスケ1 (第一体育館バスケ)

[07発-ポ-01] 小学校4年生の静止立位姿勢の足圧中心動揺における試行間および日内間信頼性の検討

*Jun Mizohata1, Atsuhide Aoki2, Chie Takeyasu2, Hideki Toji3 (1. Kwansei Gakuin University, 2. University of Ashiya, 3. University of Hyogo)

【目的】本研究は小学校4年生男女に着目し、足圧中心動揺変数のうち距離変数、面積変数、振幅分布変数、中心位置変数および速度変数に関連した16変数(①総軌跡長、②単位軌跡長、③左右軌跡長、④前後軌跡長、⑤外周面積、⑥矩形面積、⑦実効値面積、⑧単位面積軌跡長、⑨左右最大振幅、⑩前後最大振幅、⑪左右動揺中心変位、⑫前後動揺中心変位、⑬右方向動揺の速度平均、⑭左方向動揺の速度平均、⑮前方向動揺の平均速度、⑯後方向動揺の平均速度)における試行間および日内間信頼性について検討した。【方法】兵庫県下の小学4年生男女30名(男子14名:年齢9.71±0.47歳、身長129.43±5.54㎝、体重27.83±4.08kg、女子16名:年齢9.75±0.45歳、身長129.78±5.31㎝、体重27.30±4.19kg)を対象とした。足圧中心動揺の測定は、アニマ社製ポータブルグラビコーダGP-5000を使用し、日本平衡神経科学会の方法に従い開閉眼条件をそれぞれ30秒間測定した。測定は午前9時から15時の間に行い、1分間の休息を挟み3回連続で実施した。なお、休息時は検査台上の足の位置が変わらないよう椅子に座らせた。さらに、別日の午前(9時から11時)と午後(13時から15時)にも1回ずつ測定した。【結果】級内相関係数(ICC)が0.7以上の変数は、開眼が①、②、④、⑪、⑫、閉眼が①、②、③、④、⑧、⑫、⑮、⑯であった。試行間差は開眼では⑤が第1-第3試行間、第2-第3試行間に、それ以外は第2-第3試行間に有意差がみられた。閉眼では⑧、⑩に有意差がみられた。日内間信頼性では、開眼の①、②、④、⑨、⑮、⑯に加算誤差、①、②、④、⑤、⑥、⑦、⑨、⑮、⑯に比例誤差が認められた。閉眼は⑩のみに加算誤差、⑤と⑦に比例誤差が認められた。【結論】小学校4年生の足圧中心動揺の測定では、試行間信頼性および日内間信頼性が開眼よりも閉眼の方が優れ、足圧中心動揺の測定は第1試行目を代表値とすることが妥当であることが示唆された。