*山本 敦久1 (1. 成城大学)
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生涯スポーツ研究部会【課題B】テーマ別シンポジウム/社会の成熟と生き方、そして Well-Being―産業・健康・文化―
2023年8月31日(木) 10:10 〜 12:10 RY305 (良心館3階RY305番教室)
コーディネーター:林 洋輔(大阪教育大学)
新型コロナウイルスの蔓延および解決策の模索において、私たちは「ウエル・ビーイング Well-Being」を鍵語として討議を重ねた。スポーツ産業の興隆と人々がよく生きることの実質としての Well-Being の両立は、いかにして可能か。また体育ならびにスポーツにおける Well-Being の実現を企図して子どもたちの福祉に焦点化した議論は、いかなる稔りを私たちにもたらしたのか。こうした問いをめぐる討議の成果として、最終年度の本シンポジウムにて次の三つの問いを興す。
第一に、体育学はスポーツをはじめ身体活動を伴った「健康で文化的な生活」の実質をどう捉えるのか。第二に、いわば「動けるからだ」としての人間の身体はどのような軌跡を辿って育ち、栄え、また衰えるのか。そして第三に、「からだ」が育ち行くために欠かし得ぬ産業活動とそれを支える科学研究は、福祉ある生活としての Well-Being にどのような恩恵を供するのか。
体育学の研究成果により人はどのような暮らしを営み、またいかなる科学に支えられつつ人はその生涯を送るのか。本シンポジウムが講演そして共同討議を通じて目指すのは、体育学の研究成果に裏付けられた Well-Being の実質解明、言うなら「体育とスポーツある善き生き方」の描き出しである。
*小林 寛道1 (1. 静岡産業大学)
*萩原 悟一1 (1. 九州産業大学)