日本体育・スポーツ・健康学会第73回大会

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学校保健体育研究部会 » 【課題A】大学体育の授業をいかに良質なものにするか

学校保健体育研究部会【課題A】口頭発表①

2023年8月30日(水) 10:20 〜 11:19 RY201 (良心館2階RY201番教室)

座長:高橋 浩二(長崎大学)

10:20 〜 10:34

[学校保健体育-A-01] 体育原理履修者におけるスポーツや体育の問題意識に関する検討(教)

*早田 剛1、清田 美紀1、柴山 慧1、白石 翔1、坂本 康輔1、久田 孝1 (1. 環太平洋大学)

【背景】「体育原理」は教員免許法施行規則に記載のある通り、保健体育での修得を要する科目である。現行の学習指導要領では、生涯にわたって運動に親しむ資質・能力を育てることや体力の向上を図ることをねらいとして、小学校から高等学校までを見通して、指導内容の系統化や明確化を図っている。また体育科教員養成課程を持つ大学は、学習指導要領の内容だけに留まらず、新しい世代における学生の課題意識を踏まえた教員養成をしていく必要がある。
【目的】本研究の目的は、「体育原理」を履修する大学生におけるスポーツや体育の問題意識を調査し、今後の教授内容について検討することとした。
【方法】「体育原理」を履修した2022年度学生442名、2023年度学生450名に対して、質問を「スポーツや体育にはどんな問題がありますか?一番気になる問題の具体例を挙げ、その問題の要因を『なぜならば、』を用いて説明し、400文字以上で答えてください」とし、Google Formにて回答させた。その後、各年度の回答をユーザーローカル テキストマイニングツールによって分析し比較検討した。
【結果】有効回答数と平均文字数は、2022年度:420件・460.4±114.6文字、2023年度:410件・452.6±290.5文字であった。テキストマイニング分析の結果、共通言語は名詞において「選手」「運動」「怪我」「指導」「暴力」が得られた。単語比較では、2022年度において「パワハラ」「根強い」「おかしい」「弱い」、2023年度において「怖い」「ほしい」「激しい」が得られた。
【考察】共通言語から体育原理の内容として捉えていくべき内容が明らかとなった。単語比較においては年度による違いがみられ、コロナ禍の影響と考察した。以上を踏まえて、「体育原理」の教授内容を検討した。